看護師なので夜勤があるし、生活リズムが不規則だからとペットを飼うのをあきらめていませんか。たとえ一人暮らしでも、ペットを飼うのは難しいことではありません。まず、今住んでいる物件でペットの飼育が許可されているかを確認しましょう。ペット可の物件でも、ペットの種類や数が制限されていることもあります。新たに物件を探す場合、ペット可の物件は家賃や敷金が相場よりも高いのが一般的です。しかも、ペットが傷つけたクロスや床の貼り替え費用は、退去時に飼い主の全額負担になるケースが多いので、早めに養生しておきましょう。
また、ペットの臭いや足音、鳴き声などが近隣トラブルの原因になることもあります。臭いに気をつけ、床に防音性の高いマットやカーペットを敷き、無駄吠えをしないようしつけるなどの配慮が必要です。さらに、ペットを迎えるにあたりケージやトイレ、サークルなどを買い揃えなくてはいけません。それ以外にも、避妊手術代やワクチン代などの医療費がかかりますし、フードやシーツ、砂などは定期的な購入が必要です。ペットによっては高額なトリミング代がかかることもあります。これらの費用を払う経済的な余裕があることも、ペットを飼う際の大事なポイントです。
そのうえ、ペットの餌やりや掃除には時間と手間がかかります。もし犬を飼うのなら、たとえ疲れていても散歩に連れて行かなくてはいけません。世話や散歩を頼める人がいないなら、自分がどれだけの時間をペットに費やすことができるかを考えて、ペットを選びましょう。猫やうさぎ、ハムスターや小鳥、熱帯魚なら散歩は必要ありません。ペットを飼うということは、親としてその命に責任を持つということです。衝動的にペットを飼うのではなく、仕事をしながらペットを飼うことについてよく考えてから行動するようにしましょう。